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5500円と寒色系にしては高価だったターコイズ、見送り続けて数年、 いつのまにかディープターコイズと名前を変えてお値段も2000円とお安くなったのを機に購入。 ターコイズとディープターコイズは全く同じだと信じきっていたのですが 果たして本当にそうなのかこの目で確かめたくなり、入手。 余談ですが、フィンランドでは色名がどちらもTurkoosiとなっているので完全に同一視されているので 探すのはなかなか厄介であり、思っていた以上に、絶滅寸前の色な気がします。 室内光だと、色の差は若干ですが・・・ 色、違います・・・。同じとはとても言えません。 私の好みとしては、断然、断然ターコイズが好きです!! ディープターコイズって以前からちょっと黄ばんだジーンズみたいな色というか(失礼!) なんかくすんでいるというか、正直言いますと個人的に余り好きな色ではなかったのです。 それに比べてターコイズはそのような濁りはなく、青が冴えていて高貴な色といった印象を抱きました。 庶民派 ディープターコイズ 2000円 高貴な色 ターコイズ 5500円 値段の差は、実物を見て納得した次第です。 値段なんで下がったのかなぁ?企業努力の賜物とかなのかなぁ?と思っていたのですが どう見てもガラスに使用されている原料(っていうんですか?)が違うんだと思います。 最初にターコイズを見た時に思い出したのは、非常に判りづらい例で恐縮なのですが イタリア・パドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂に描かれたジョットのフレスコ画です。 絵の背景に描かれた空、そして天井の空は当時、金よりも高価といわれたラピスラズリをふんだんに用いて青で塗られています。 それまでの中世の宗教画は背景や空は金色で塗られる事がお約束でしたが、 ジョットは初めて空を青く塗った人だと言われており、 その青は「ジョットブルー」と呼ばれています。 さて、本当にジョットブルーと一緒なのか、気になったので画集を引っ張りだして比べてみました。 1303年〜05年にかけて(宮下孝晴説)、約700年前に描かれた色なので、 色の褐色も多分にあると思いますが、今なお残るジョットブルーです。 さてさて色は? ターコイズも同じような気がしますが、それよりもウルトラマリンブルーのほうがしっくりくるような?? それもそのはず、色々調べたところウルトラマリンブルーって まさにラピスラズリから作られる顔料を指すんですって! 知らなかった〜!! てっきり海に由来する色だと思ってました・・・(汗)
by yummy0424
| 2016-01-31 20:44
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